アラミド繊維とは
鋼鉄の6倍の強度を持つ繊維
アラミドは、「芳香族ポリアミド」の略で、スーパー繊維の代表格とも呼ばれる合成繊維の一種です。メタ系アラミド繊維は1960年代初頭に商業利用が始まり、パラ系アラミド繊維はその後の10年間で開発されました。これらの繊維は、分子鎖が強力な水素結合によって結びついており、応力を効率的に伝達できる強靭な構造を持っています。このような特性により、アラミド繊維は自動車、航空宇宙、防護衣料など、耐熱性と卓越した強度が求められるさまざまな産業に適しています。

高強度

耐摩耗性

非導電性

難燃性
アラミド繊維の特徴
アラミド繊維は、さまざまな溶剤や塩に対して耐性を示しますが、強酸や強アルカリには影響をうけることがあります。染色が難しく、紫外線に敏感ではあるものの、高い難燃性を持ち、高温では溶融せず分解します。
当社のアラミド製品は、長繊維や捲縮糸、短繊維、パルプなどの形態で提供されています。高温による強度低下が少ないことに加え、長時間の応力下でも永久的な変形(クリープ)に耐性があります。一般的な無機繊維や有機繊維と比較して優れた強度を持ち、曲げにも高い耐久性を示すため、過酷な環境や用途に適した素材です。
メタ系アラミド繊維とパラ系アラミド繊維
メタ系アラミドとパラ系アラミドの違いは、化学結合の配列にあります。パラ系アラミドは、分子骨格が全体に直線状に配列しており、これが高い引張強度に寄与しています。一方、メタ系アラミドは分子骨格がジグザグ状になっており、パラ系アラミドと比べて引張強度は低くなります。

万能型の高性能素材。 トワロン®は強く、軽く、そして化学薬品や熱に対して高い耐性が求められる製品に最適です。

プレミアムなパラアラミド。 テクノーラ®は鋼鉄の6倍の強度を持ち、より優れた耐熱性と耐薬品性を備えており、過酷な環境下で使用される補強材に理想的です。

高性能な保護素材。 コーネックス®は、熱、炎、化学薬品に対して優れた耐性を持ち、防護衣料やその他の産業用途に最適です。
トワロン®、テクノーラ®、コーネックス® の特性
当社は、トワロン®、テクノーラ®、コーネックス®という3つの高性能なアラミド繊維を製造しています。パラ系アラミド繊維の トワロン® と テクノーラ® は、それぞれオランダと日本で製造されています。メタ系アラミド繊維である コーネックス® は、日本とタイで製造されています。

トワロン®(パラ系アラミド繊維)の製造プロセス
当社のすべての製造拠点では、関連する法令や規制を遵守するための厳格な管理体制を整えており、高い品質・安全性・環境基準を満たしています。製造される素材も、最高水準の規制基準に適合しています。たとえば トワロン®の製造は、製造部門の専門スタッフが常に監視・管理を行っており、重合から紡糸、その後の加工など複数の工程を経て製品となります。主な製造プロセスは以下の通りです。
ステップ1:重合
モノマーを重合し、均一な粒子状のパラ系アラミドのポリマーを生成します。この素材は、パラ系アラミド特有の耐熱性と耐薬品性を備えています。
ステップ2:紡糸
ポリマーを硫酸に溶かして高分子液晶溶液を作り、湿式紡糸法によって黄色く輝く長繊維を製造します。この繊維は分子鎖が繊維軸と平行に配向した状態で結晶化しており、ユニークな特性を発揮します。
ステップ3:加工
用途に応じ、長繊維に捲縮加工を施して捲縮糸にしたり、仕上げ剤で処理した後、所定の長さにカットして短繊維を作るなどの加工をします。撚りを加えることも可能です。
ステップ4:パルプへの加工
長繊維を細かく刻み、水と混ぜて「湿式パルプ」と呼ばれる繊維状の物質を作ります。この湿式パルプはそのまま販売することも、乾燥させて「乾式パルプ」として販売することも可能です。
お問い合わせ
高い強度、優れた耐熱性、そして軽量性を兼ね備えたアラミド繊維は、高機能素材として様々な産業で活躍しています。より詳細な製品の情報やサンプル請求などについては、以下よりお問い合わせください。
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